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進捗

受験問題と明細書(その1)

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受験用問題から明細書につなげる(試しに)

トライアル受験をする中で、
「実は濃度とか百分率の概念というのを、自分はよくわかっていないのでは…」
ということに気がつく。

そういう前提があったので、
改めて「質量パーセント濃度」「モル濃度」「質量モル濃度」を復習していた。

・質量パーセント濃度
溶液(g)中にどのくらい溶質(g)が溶けているかを表したもの(分母…溶液、分子…溶質)

・モル濃度
溶液(L)中にどのくらい溶質(mol)が溶けているか表したもの(分母…溶液、分子…溶質)

・質量モル濃度
溶媒(kg)中にどのくらい溶質(mol)が溶けているか表したもの(分母…溶媒、分子…溶質)

ここで、質量モル濃度の単位が、他の2つと比べると1つだけ溶媒になっているのは特徴的。
そこでここから入試問題の世界へ。

http://fastliver.com/hutten-pro.pdf中の、2013年慶応(薬)の問題文には、
「溶液の沸点上昇度Δt[K]は質量モル濃度m[mol/kg]に比例し…」とリード文をつけてくれているので、
質量モル濃度を使って問題を求めていくんだな、ということはなんとなく先読みできる。

でもなぜ質量モル濃度なんだろう?
モル濃度ではだめなんだろうか?

モル濃度の単位は[mol/L]である。ということは、
温度変化に応じて、この単位の分母である体積(L)は変化してしまう。
すなわち、濃度自体も変化してしまうことになる。

沸点は液体が沸騰する時の温度
(液体の飽和蒸気圧が外圧と等しくなる温度であるとwikiにはありますが、私の頭では今理解が及んでいません)
なので、気体になっているものも存在している…。
液体から気体に変化するということは、体積が変化しているということも指すので、
この瞬間、モル濃度が変化してしまうことになる。

物体の分子量が変化しないのなら、液→気と変化しても質量は一定のはずなので、
相が変化しても、質量モル濃度自体が変化することはない。
なので、この場合は質量モル濃度で測った方が適切だということになる。

さて、この概念は明細書ではどんな風に使われているのか、ということで
いつものJplatpatで検索。

いくつかAND検索でヒットするものの、私の頭がついていかなかったが、
ようやっといすゞ自動車株式会社の「内燃機関の冷却装置」(特開2015-175320)にヒット。

エンジン冷却装置中の冷却水において、冷却水中の不凍液濃度が変化したとしても
十分な冷却効果を得られるような装置についての明細書です。

冷却装置中の冷却水が蒸発する際、エンジンの熱を奪い、エンジンが冷却されるのですが、
その際この冷却水中に防錆と凍結防止のために不凍液が入っている。
不凍液の濃度が高すぎると冷却水の沸点が上昇してしまい、冷却水の蒸発が起こらない→冷却できない
ということになってしまう。

となると、この場合の「濃度」は「質量モル濃度」のはず。

【0040】
溶媒(水)に溶質(LLC)は含まれると、蒸気圧が下がり(蒸気圧降下)、点線のような蒸気圧曲線となる。
そのため、圧力pV一定とした場合、冷却水の沸点が上昇するが、
この上昇量(モル沸点上昇)θmは、溶質(LLC)の質量モル濃度m(mol/kg)を用いて、
θm=kb・m(kb:定数(溶媒が水の場合0.515(K・kg/mol)))で表される。
すなわち、モル沸点上昇θmは、濃度センサ23で検出された濃度Cの関数f(C)(f(C)≧0、かつ∂f(C)/∂C>0)で表される。
(明細書より抜粋)

質量モル濃度は、相転移の場合に使うことができる、ということだな。と自分では確認が取れた感じ。

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講座で紹介されているやり方を(自分では)そのままトレースした(と思っています)が、
明細書も様々で、
用語の意味を説明してくれるものもあれば、
わかるよね?という感じで端折っているものも多い。
こうやってブログの記事にするために、まとめてみて改めてなるほど!と思うとともに…
掘りが浅かったり、認識が間違っている可能性もありますが、
その時は恥をかいて次につなげます!

このブログを書くための資料検索とか…
自分の推論に合う明細書をヒットさせるための検索ワードの組み合わせとか…
自分にブレイクダウンして、もう一回かみ砕いて書くとか…
自分1人でやろうと思うと、ビデオセミナー内で先生がやっているようなスマートな感じでは
全然できませんでした!(正直)

ただやってみて、2つ目3つ目と積み重ねていくと、
少しずつ先生のやっているように近づけるかな…とも思いました。

面白いけど、まだまだ自分は無駄な動きが多いですねー。
事実この記事書くのに色んな意味で時間を費やしました!
でも、改めて、
汗をかく重要性を感じられたような気もします。

しっかり汗をかきつつ、今年もがんばります。
稼いで勉強してレベルアップしての1年にしたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

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★ログ(12月29日~1月2日)
トライアル提出(2社目)
岡野 125~126&ノート作り
橋元 15~17&ノート作り
対訳取り
ビデオセミナー

年末年始も通常通り勉強してました。
クリスマスもお正月も普通に過ごす教の信者です。

★今日の予定
岡野、物理、対訳、明細書(P&Gを読む)、ModernChemistryで酸塩基

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